aldo coffee的自宅で美味しいエスプレッソのススメ!
コーヒーサードウェーブの流れからハンドドリップ、V60やコーノ式のドリッパーでコーヒーを淹れるというのが今は主流かもしれませんが、やはり、、、本格的なエスプレッソを自宅で愉しみたい!という方も多いかと思います。
そこで「aldo coffee的自宅で美味しいエスプレッソを!」を簡単にご紹介いたします。



1:エスプレッソマシンについて
コーヒーギアというのは物欲をそそるように出来ていまして、このエスプレッソマシンというのはその最たるものではないでしょうか。やれチンバリだ、シモネリだ、ラ・パヴォー二だ、、、と喧しいですが、要するにコンシューマとプロシューマの違いでして実際に一杯のエスプレッソを淹れることにそれほどの違いはありません。コンシューマは連続して淹れられないこと、耐久性が低いこと、くらいの違いでして、ご家庭で使うならむしろメインテナンス、修理の楽なデロンギあたりのコンシューマのマシンで十分だと思います。aldo coffeeでは古いデロンギのコンシューママシンを使っていますが特に不自由は感じません。


2:クレマについて
エスプレッソがお好きな方はやはりクレマにこだわりますよね。コーヒーの表面の細かいなめらかな泡のことです。基本的にはクレマは、、、料理で言うところのアクの成分で出来ています。ですから渋いです。ドリップで抽出する場合このアクは大敵!とされていて、どうやってそれをカップに落とさないようにするか?を一生懸命考えてきた訳ですが、エスプレッソでは逆にそれが最重要視されています。妙な現象ですが、そのアクがエスプレッソの味わいにはピッタリハマるということなんでしょう。

そもそもクレマは使用するコーヒー豆がフレッシュないい状態でないとできません。豆の中の炭酸ガスからおきる泡ですので、古い豆や挽いてから時間が経ってしまった豆ではクレマは立ちません。そこで最近の全自動「ナンチャッテ」エスプレッソマシンなどでは「クレマ強制発生機能」なる妙なものがついておりまして、コーヒーの表面に炭酸ガスの泡を作ります。ビールサーバーのような感じです。それを「クレマ」と呼んでいいものかどうかは、、、疑問ですね。カートリッジ、、、ポン!の「ナンチャラプレッソ」なんて売っているのはおそらくすべてその類です。何時焙煎したのだか、グラインドしたのだか分からないようなコーヒーは胃に良くありませんので沢山は飲まない方がよろしいかと。




3:グラインダーについて
エスプレッソマシンの場合、豆をパウダー状にグラインドする必要があります。一般のグラインダーではそこまで細かくすることが出来ませんから、専用グラインダーが必要になります。これまた色々どれがいい!と喧しいですが、とにかくパウダーになればどれでもいいです。かなり手が疲れますけど手回しグラインダーでも極細まで出来るのもあります。



4:タンピングについて
エスプレッソを淹れる事の要素は「グラインドの細かさ」「豆の量」「タンピングの加減」、、、このみっつになります。これで微調整していく訳です。マシンの性能は常に一定な訳ですからこの3要素を上手く組み合わせて淹れてやれば、必ず理想のエスプレッソが出来ます。



5:マキネッタについて
イタリアの一般家庭では普通マシンは使っておりません。このマキネッタ、直火式エスプレッソメーカーです。基本パーコレータ方式でして、水蒸気の圧力でお湯をコーヒーの中を通すというのはマシンと同じですが、どちらかと言えばサイフォンに近いものです。マシンを導入するほどではないんだけど、、、というような方にはオススメ。

まとめ
それがどんな淹れ方であろうと、コーヒーを構成する上で最重要なのは「コーヒーそのもの」です。エスプレッソも同じ。どんなに高価なマシンやグラインダーを使ってもダメな豆で淹れたエスプレッソは、、、ダメです。カバーはできません。逆に、いいコーヒーであればマシンもグラインダーも選びません。家庭用のマシンで十分です。